「最安」の直葬プラン、火葬プランとは?

お葬式を安くするために知っておきたいことをまとめました。

お葬式を安くしたい、と考える方たちに最近注目されているのが「直葬」あるいは「火葬式」と呼ばれる、お通夜や告別式を行わないお葬式です。

少しずつメディアにも登場するようになったので、ご存知の方も多いかもしれません。

 

この記事では、直葬または火葬式と呼ばれるお葬式について見ていきます。

直葬ってどうして最近人気があるの?

このタイプのお葬式が注目されている背景には「お葬式を安くあげたい」という以外に、

「参列者が見込めない」

あるいは参列者自身も高齢のため

「お葬式に参列するのは体力的に厳しい」

という現代ならではの事情があるようです。

さてそんな直葬というお葬式スタイルですが、一体どんなお葬式なのか?

ざっくりいうと、遺体を安置し、火葬直前に最期のお別れをして火葬する・・・

という非常にシンプルなものです。

 

通夜・告別式は行わず、さらに葬儀社のプランによっては、安置している段階で面会はできません。

 

直接火葬場へ行くから直葬と言うのですが、この呼び方に抵抗のある方も少なくなく、火葬式と呼ぶこともあるようです。

直葬のメリットは?

まずは安い!

ということです。

お葬式をするのに必要最低限なことだけをやるのですから当然ですね。

 

お葬式の費用というのは、前もって充分に用意できるならそれに越したことはないのです。

ですが長年の介護費用の負担など、現実問題として、どうしても費用はおさえないと厳しいという方も多くいらっしゃるのです。

 

自治体からの補助が出るとはいえ、一旦は葬儀費用を支払わないといけませんから。

※補助金について詳しくは

お葬式に補助金が出るって知ってた!?葬祭・埋葬費の支給制度とは?

お葬式に補助金が出るって知ってた!?~年金のハナシ~

を参照してください。

 

もう一つのメリットは「お葬式の時間短縮」です。

 

高齢化社会ということで、参列者の平均年齢も高い傾向にあります。

従来のように通夜、告別式をやるお葬式では体力的に辛い方もいらっしゃいます。

直葬であれば、従来のいわゆるお葬式のように数時間、あるいは何日にもわたって参列しなければならない、といったこともありません。

 

また、短時間とはいえ故人のお顔を最後に見ることもできます。

葬儀社にもよりますが、故人と触れ合う時間も取ることは可能です。

 

このように、直葬は費用の面だけでなく、参列者側の立場に寄り添ったスタイルであると言えます。

直葬のデメリットは?

いわゆる一般的にイメージされるお葬式とは違うため、「周りからの理解が得にくい」ことです。

 

ちゃんとお葬式やらないとダメだろう、と考える方はまだまだ多くいらっしゃいます。

 

実際、この直葬に関するトラブルで多い事例が、「なかなか周りの方からの理解が得られなかった」というものです。

後日親族から叱られた、なんて話もよくあります。

直葬にしようと思われたら、参列予定が見込まれる親戚やご近所の方へ、あらかじめ事情を説明しておくと良いでしょう。

 

ここをしっかりしていないと、後日「最期に顔を見たかった」と苦情を言われたりします。

また、亡くなったことを知った方々が、後で訪ねて来られることもあります。

もちろん訪問される方が悪いわけではありませんが、

だからこそ個別にお返しなども含めて対応しなければならない遺族の負担は相当なものです。

 

ですから、直葬をすると決めたならきちんと連絡をしておきましょう。

 

その際のポイントは

故人の遺志で直葬にする」

とハッキリ言うことです。

個別に弔問対応するのが大変だと考えるなら、弔問や香典等も辞退することを明示しておくことが大事です。

直葬が向いてない人もいます

先ほど、周りの人に「故人の意志により、弔問・香典お断り」と伝えるべき、と書きました。

 

ですが、それでもクレームをつけられる可能性はあります。

「私に会わせたくないのか!」なんて言ってきたり。

断ったはずなのに、弔問に来られることもあるかもしれません。

あなたが「いやいや、故人の意思でお断りって伝えましたよね。」ってきちんと言えるなら良いのですが、

そうじゃない人は、直葬は向いていないかもしれません。

 

ちなみに、直葬を嫌がる葬儀社もあるようです。葬儀社にとって利益が少ないからなのですが、

「葬儀はきちんとやった方が良い」とか

「後々、人間関係のトラブルが起きやすい」

なんて言ってきたりする所もあるようです。

そこで、ちゃんと自分の意思を貫けるならぜひ直葬をすべきでしょう。

だけど、「そんなに言われたら迷うなぁ」という方は直葬以外のプランも検討してみるのもアリだと思います。

※あくまでこれは参考ですが・・・

「今すぐにはお金は用意できない。だから今はとりあえず質素でもお葬式をして、後日改めてお別れ会を開こう」

というのも可能です。

結婚式と披露宴を別に行うようなものですね。

 

よく芸能人が先に親族だけでお葬式を済ませたあとに「お別れ会」「偲ぶ会」を開いてますよね?

何も有名人に限らず、わたしたち一般人もそうした会を開くことはできます。

 

とはいっても、

「費用はいくらくらいかかるの?」

「そもそもどうやって開催すればいいのかわからない」

という方がほとんどだと思います。

 

詳しくは偲ぶ会やお別れの会の流れ(式次第)ってどんなもの?服装は?会費は?

でも紹介していますが、やり方によっては費用を抑えることは可能ですし、

専門の業者や葬儀社に相談することで、しっかりサポートしてもらえます。

ご興味があれば、一度ご覧ください。

まとめ

ザッとお話ししてきましたが

直葬について理解が深まったでしょうか。

 

一口に直葬も葬儀社によって少しずつ違います。

火葬までは自宅安置が可能なところもありますから事前に確認しましょう。

自宅安置出来る場合は、そうでない場合に比べ少し価格が高くなる傾向があります。

ですが家族水入らずで過ごせる時間が増えるわけですから、

どちらを優先するかはあなた次第です。

 

直葬というのは、少しずつ知られては来ていますが、まだまだ一般的になったとは言えません。抵抗のある方も多いです。

ですから、周りの方への配慮も含めて事前に準備しておくことが大切です。

 

直葬に興味がある、という方は早めに葬儀社に相談しておくと良いでしょう。

特に直葬というのは、それ自体がシンプルな分、葬儀社とその担当者のクオリティがよりハッキリと現れます。

ただ安く済みそうだからと、よく考えずに頼むのではなく、しっかりと相談や打ち合わせをしたうえで行う事をおすすめします。

 

葬儀社との相性が重要になるのですから、一社だけではなく複数の葬儀社を比べることが大事です。

 

数ある葬儀社を自分で探して連絡するのでは、手間と時間がかかります。

しかも、一般人でお葬式に関する知識がある人はなかなかいません。

複数の葬儀社を比較する中で分かっていくのが1番です。

 

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コメント

  1. […] 直葬の記事でも書きましたが、お葬式をするのは当然と考えている方もまだまだ多いです。「最期くらい顔を見たかった」「葬式をしないとは何事だ!」とお叱りを受けたという事例もいっぱいあります。 […]

  2. […] […]